長崎恋みかん
毎日くだもの200グラム
 
第三章:みかん健康学
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みかんは、自然の総合ビタミン剤
とても身近なみかんですが、実はビタミンの宝庫です。

#ビタミンって、そもそも何?
体内で必要な量を作り出せない微量な栄養素で、食べ物などから摂らなければならない必須の有機化合物のこと。

ビタミンCの性質

化学名はアスコルピン酸。水溶性のビタミン。
ビタミンCはとても壊れやすい性質。熱に弱く、非常に水に溶けやすいので、料理したり、洗っただけで失われてしまいます。さらに、空気に触れるだけで、酸化してどんどん減ってしまいます。
また、人間の場合は、食物により摂取する以外にない人間の体内では生成することができない栄養素なので、食物から摂取しなくてはなりません。ビタミンCは、一度にたくさん摂ってもストックできず、2〜3時間で体外に排出されてしまうので、毎食で意識的に摂る心がけが必要です。

#みかんとビタミンC
 みかんは、とても壊れやすいビタミンCを、食べる直前まで、皮や袋がしっかりガード。しかも、ビタミンAやEも合わせて効率良く摂取できます。

丈夫な体をつくる! ビタミンCの健康パワー
 不足すると壊血病(貧血、衰弱、歯肉や皮膚からの出血などきたす)になることが知られています。

#風邪の予防・改善に
 ビタミンCは粘膜の抵抗力を強くして、ウィルスと戦う免疫の主力である白血球の働きを強化するので、風邪を予防し、また治りやすくします。
白血球は血液やリンパ液中にあって、ウイルスや細菌の活動を阻み、それらを死滅させるよう働いています。普通ビタミンCは白血球中にたくさん貯蔵されています。 ところが、風邪などに感染症にかかると、白血球中のビタミンCは急速に減少し、病気が治ると、徐々にもとの量にもどることが知られています。
 さらに温州みかんだけに含まれる「シネフィリン」という成分が風邪に効果があるという研究もなされています。

#美肌にも不可欠
 ビタミンCは、肌の新陳代謝を高め、メラニン色素をできにくくする働きがあるので、日焼けの抑制やしみ、そばかす、吹出物など、肌にトラブルのある人にはおすすめです。
さらにビタミンCは、美肌に不可欠なコラーゲンの生成にも関わっており、肌のハリを保ち、シワができるのを抑えることが期待されます。 コラーゲンの生成は発ガン物質「ニトロソアミン」の生成を抑えるので、ビタミンCは間接的にガン予防に貢献するものと考えられています 。

#皮膚や血管、粘膜を強くする
 ビタミンCは細胞と細胞をつなぐコラーゲンの生成を促し、血管や軟骨、筋肉を丈夫にする働きがあります。そのため、術後の回復にも貢献します。さらに歯ぐきなどの粘膜を丈夫にするので、歯槽膿漏(しそうのうろう)の予防に役だってくれます。

#ストレス対策として
イライラしたり、恐怖感を感じた時、抗ストレス物質(副腎皮質ホルモン)が、体内で分泌されますが、その原料の1つになるのがビタミンCです。ビタミンCを十分にとると、副腎皮質ホルモンの分泌が盛んになり、肉体的、精神的ストレスを和らげてくれます。

#愛煙家に
 喫煙者の血中ビタミンC濃度は、非喫煙者より40%も低い、といわれています 。
タバコを1本吸うと、ビタミンCは約25mg破壊されます。その結果、体に貯えられているビタミンCのうち、代謝に使われる量をみると、非喫煙者45〜60mg、喫煙者67〜90mgと差があり、喫煙でビタミンCの消費が増えることがわかります。たばこを良く吸う人はみかんを意識的に食べるよう心がけましょう。

#貧血対策にも
充分なビタミンCの摂取で、鉄の吸収率が数倍高まります。 吸収されにくい野菜中の鉄もビタミンCによって吸収・利用率が高まります。

#疲労回復に
 ビタミンCは新陳代謝を活発にするので、疲労回復に効果があります。また、みかんの酸味の素であるクエン酸も体内の疲労物質の分解を促進し、相乗的に疲れを早く取る効果があります。

#悪玉コレステロールを退治
 ビタミンCは血管の善玉コレステロールを作るために肝臓で働き、胆汁酸に編かさせて、回収した悪玉コレステロールを体外に排出させます。血液中の総コレステロールを減らすことに加え、善玉コレステロールを増やして血液の流れを増加させます。その結果、動脈硬化の予防にも有効と考えられ、注目されています。

#抗酸化パワー
 健康番組や雑誌などでが話題になって活性酸素・フリーラジカルいます。これらは、遺伝子に影響を与え、老化やガンなどの原因となっているのでは、という研究進んでいます。ビタミンCには活性酸素・フリーラジカルを消す働きがあると考えられており、今後の研究が待たれるところです。


ビタミンAの性質

化学名はレチノール。脂溶性。
ビタミンAには、初めからビタミンAのかたちでレバーやうなぎに含まれるレチノールと、緑黄色野菜に含まれ、体内でAに変わるβカロチン(カロテン)があります。レチノールは、動物性食品に多く含まれますが野菜類にはほとんど皆無です。一方、カロチン(カロテン)というのはプロビタミンAともいわれるように、小腸から吸収されるときにビタミンA(レチノール)に変わります。 みかんに含まれるビタミンAはβカロチン(カロテン)です。

スキンケアの第一歩!ビタミンAの健康パワー
 ビタミンAは、「眼とお肌のビタミン」といわれ、眼や皮膚の健康を守る働きがあります。
眼が乾きやすい、暗いところでものが見えにくいという方(いわゆる鳥目)や、肌に潤いがなく、かさつきやすい方には、ビタミンAの積極的な摂取が必要です。

#お肌の潤いを守る
 ビタミンAには、お肌にはりを与え、うるおいを保つ作用があります。
皮膚や眼の角膜、口、鼻、喉などの粘膜は外界と接する部分を上皮細胞という細胞が覆っています。この上皮細胞は病原菌の侵入を防ぐバリアの役割をしていますが、ビタミンAは上皮細胞を新陳代謝により正常に機能させる働きがあります。
 ビタミンAが不足すると上皮細胞が乾燥し、皮膚がかさついたり、眼が乾いて疲れやすくなったりします。また、皮膚や粘膜を丈夫に保ち、感染予防に効果があるとされています。スキンケアに欠かせないビタミンです。

#風邪などの感染症にも
 食べるとビタミンAにかわるβカロチン(カロテン)免疫力をパワーアップさせる効果があります。さらに鼻や喉、気管支の粘膜は、風邪のウイルスが体内に侵入したとき、最初のバリアの役割をになりますが、ビタミンA不足だと、粘膜が乾燥するので、ウイルスの侵入を防ぐ働きが低下して、風邪などの感染症にかかりやすくなります。みかんにはビタミンAのほかに、ビタミンCシネフィリンなど風邪に有効な成分が含まれており、予防にはオススメ。

#視力維持に
 人の眼は、光を感じることで“見る”ことができています。この光を感じる働きをしているのがロドプシンという物質です。
ロドプシンはビタミンAとタンパク質が結合してできています。ビタミンAが不足すると、光に反応するロドプシンが不足し、暗いところで眼が見えにくくなったり、視力が低下することがあります。
 また、パソコンやゲームの普及で話題となっているドライアイにも効果があります。
また、眼は常に紫外線の刺激にさらされており、白内障の原因となるといわれています。体内でビタミンAに変換されずに蓄積されているβカロチン(カロテン)は、抗酸化作用があり、眼を紫外線から守ります。


ビタミンEの性質

化学名トコフェロール。脂溶性。
アーモンド等のナッツ類やかぼちゃ類、にじます、うなぎなどに多く含まれています。みかんの含有量は多いものではありませんが、何個でも食べられるみかんを、補給源の一つにしてみては。

若返りに効く、ビタミンEの健康パワー
 さらに、ビタミンEは若返りのビタミンともいわれています。
血行不良を改善し、肩こりや肩こりを原因とした頭痛、冷え性やしもやけなどの症状に有効です。極端に不足すると、貧血、、反射低下、筋力低下、感覚異常などの神経・運動機能の低下などの悪影響も指摘されています。

#肩こりや頭痛に
 肩こりの原因にはいろいろありますが、その原因の一つに血行不良があります。ビタミンEは、自律神経に働きかけ、血管の収縮を促す神経伝達物質の生成を抑え、毛細血管を広げます。その結果、血行が改善し、肩こりや肩こりから来る頭痛を和らげます。パソコンを長時間使うことが多い現在、肩こり症状を和らげるのに一役買います。

#冷え性に
 ビタミンEは、末梢血管を拡張し、血行をよくするので、特に女性に多い冷え性、またしもやけ予防にも効果が見られます。

#高血圧・動脈硬化・心筋梗塞などの予防に
ビタミンEは血管を詰まらせ、血管事態をもろくしてしまう過酸化脂質を抑制します。さらに血栓予防作用もありますので、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞など、命に関わりかねない病気の予防にしっかり摂っておきたいビタミンです。

#老化やガン予防への期待
 人体には約60兆とも100兆個ともいわれる細胞があります。その細胞の膜は、主にレシチンで酸化しやすい性質があります。細胞が酸化すると、活動が衰え、やがて死滅するため、老化やガンなどを誘発する原因と考えられています。最近の研究では、ビタミンEの活性酸素・フリーラジカルの悪影響を抑える効果が注目されており、細胞膜の酸化予防を通じて、老化やガンなどへの悪影響を抑える効果があります。

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