長崎恋みかん
毎日くだもの200グラム
 
第三章:みかん健康学
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ビタミン以外の掘り出し物

豊富なビタミン以外にも、みかんにはヘルシー要素がいっぱい! その一部をご紹介します。

クエン酸の性質

 クエン酸は、有機酸の一種でみかんなどの果実の酸味主成分です。今では清涼飲料水、化粧品、また、医学の分野にもなくてはならぬ成分として使用されています。揮発しないので、つんとくる味ではありません。みかん1個に、1日必要なクエン酸1gが含まれています。

食欲増進・疲れ回復のカナメ! クエン酸の健康パワー
 炭水化物(ごはんやブドウ糖)が細胞内で燃焼してエネルギーを産み出します。その際に、細胞内でその働きをしているのがクエン酸サイクル(ノーベル医学生理学賞、 1953年) 。クエン酸を摂取すると、クエン酸回路が活発にはたらき、疲労の素である乳酸を分解してくれます。その結果、食欲が増進され、新陳代謝,自然治癒力が回復、向上します。

#食欲増進に
クエン酸は血液をさらさらにし、栄養の吸収を高める作用があります。新陳代謝を進め、カルシウムの吸収を助けます。また、食欲を増進させるはたらきがあるといわれています。

#悪酔い、二日酔いに
 お酒による悪酔い、二日酔いは、アルコールがなかなか分解されずに体に残っていると起こります。クエン酸回路が活発になると血中のアルコールが素早く分解されます。また利尿作用もありますので、代謝効率が高まります。

#ダイエット効果の期待も
 クエン酸が体にいきわたると、カロリーが細胞単位で消費効率が高まるので、ダイエット効果がに現れるようになります。

#壊れやすいビタミンCを守る
 健康に不可欠なビタミンCは壊れやすいのが「珠にキズ」。クエン酸はビタミンCを保護するパワーがあり,ビタミンCを壊すことなく摂取させてくれます。


カリウムの性質

 カリウムは、細胞内に多く含まれており、ナトリウムと相補的に働き、筋肉や神経の働きを正常に保つのに必要なミネラルです。
また、糖代謝(インシュリンの合成)と蛋白代謝(蛋白合成)に欠かせないミネラルです。熱に弱く、煮るとおよそ30%のカリウムが失われます。みかんだと、熱による損失無しで、摂取できます。


正常な血圧をキープ! カリウムの健康パワー
 体内のカリウムは98%が細胞内にあり、血液中にわずかしかありません。私たちのからだの細胞は、常に細胞内のナトリウムを外に汲み出し、細胞外のカリウムを細胞内に汲み入れるしくみを備えており、ナトリウムポンプといいます。 細胞内のカリウム濃度を高く保ち、そしてナトリウム濃度を低く保つことは、細胞が生き生きと機能し、私たちのからだが生命を維持するために不可欠です。

#血圧を正常化する
 日本人は料理にしょうゆやみそを多く使うため、血中のナトリウムの濃度が上がりやすく、それを薄めようと細胞から血液中に水分がとりこまれる浸透圧の力で血液量がふえ、血管内の圧力が高まり、高血圧症になりやすい傾向があります。高血圧になると、動脈硬化や心疾患などの危険も高まります。カリウムは、水分を細胞内にとどめて、血液量を増やさないように調節して、血圧が上がるのを防いでくれるので、みかんでしっかり補給しましょう。

#腎臓の老廃物の排泄の助ける
 カリウムは、日本人が過剰摂取しがちなナトリウムを積極的に排泄する働きがあり、老廃物の排泄を行います。

#筋肉・内臓筋の働きを正常に保つ
 カリウムには疲労した筋肉を回復する力があります。神経や筋肉の興奮を抑える働きをしますが、 汗を大量にかくと、カリウムが汗で失われるため 、カリウム不足になり足がつりやすくなります。運動前や運動中にも手軽に食べられるみかんがオススメ。


食物繊維の性質

 食物繊維は、一般的に「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と定義されています。みかんの食物繊維は、べクチン質(水溶性と不溶性)を主体として、セルロース(不溶性)、セミセルロース(不溶性)、リグニン(不溶性)などで構成されています。みかんの実の部分にも含まれていますが、特に、みかんの袋(じょうのう)、白い筋にも良質な食物繊維が豊富に含まれています。繊維の量を比べてみると、袋ごと食べた方が果肉だけに比べて4倍近くも多く摂れます。みかんは袋ごと、スジもそんなに取り除かずに食べると、もっともっとヘルシーです。

おなかスッキリ! 食物繊維の健康パワー
 便秘改善に効果の高い不溶性食物繊維と、血糖値や血清脂質の改善効果が高い水溶性食物繊維とに分けられています。

#便秘・整腸に
 特に袋やスジに多く含まれるみかんの食物繊維ペクチン。不溶性ペクチン質は、便量を増加させ、水溶性ペクチン質は、腸内微生物によって分解されて有機酸となり、腸の蠕動(ぜんどう)運動を刺激して排便を促進するので、便秘や生活習慣病、大腸ガンなどの予防になります。
また、腸内の水分量を適正に調節する整腸作用があります。ペクチンはスポンジのような働きをして、便秘のときにはペクチンがためている水分を便に与えて軟らかくし、逆に下痢のときは便から水分を吸い上げてくれるスグレモノ。

#血糖値・コレステロール抑制に
 ペクチンには粘り気があり、糖の移動・消化吸収を遅らせるため、血糖値の上昇を抑制する働きの他、コレステロール総量を抑制する働きもある。

#ダイエット効果の期待
 ペクチンが、中性脂肪をつくるアミラーゼなどの働きを抑え、肥満を予防する作用があることが、マウス実験で明らかになっています。毎日一定の量のペクチンを食べれば効果が期待できます。

#知られざる「袋」と、「スジ」の強力パワー
 白いスジにも意外にも栄養があります。その主役「ヘスペリジン」は、ポリフェノール(ビタミン様物質)の一種。ポリフェノールは、赤ワインなどに多く含まれており、抗酸化作用によって高血圧や動脈硬化などを予防することで話題になりました。ヘスペリジンは袋には実の50倍、スジには300倍も含まれており、スジをつけたまま、袋ごとたべるのが正解!

#血圧上昇抑制・毛細血管保護に
 ヘスペリジンは血圧上昇を抑制する働きと毛細血管壁を保護し、血管の老化を防いでくれます。高血圧や動脈硬化、脳卒中をはじめとした生活習慣病が気になる方は、スジを取らずに袋ごとみかんを食べることをおすすめします。
 血圧が上がる原因の1つが、活性酸素。これを防止するのがビタミンCで、ヘスペリジンは壊れやすいビタミンCを保護します。ビタミンCとヘスペリジンの強力チームが、活性酸素を消し去り、血圧は一定に保たれる、と考えられています。

#ダイエット効果の期待
マウス実験では、中性脂肪が30%も減少させるとの報告もあり、生活習慣病の誘因とされる中性脂肪を分解する働きも持っています。ダイエット効果の期待も膨らみます。

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