長崎恋みかん
毎日くだもの200グラム
 
第四章:作っているのはこんな人
前へ

   
長崎市の北部に位置し、ベッドタウンとして発展してきた西彼杵郡長与町。4万人を超える県下最大の人口を抱え、年々増加を続けている町です。町の中心部を長与川が流れ、三方を山に囲まれ恵まれた自然環境の中で、200年余りの歴史を誇るみかんやビワ・イチジクの産地としても有名なところです。

今回おじゃましたのはJAことのうみの長与支所。そこでJAことのうみ柑橘部会の部会長を務める山口経正さんにお会いし、山口さんのご家族が収穫中のみかん畑へ案内してもらうことになりました。山口さんはこれまで畑の基盤整備を進め、機械を導入してたそうです。その約1ヘクタールあるみかん畑では、長男の正則さんと応援者が収穫の真っ最中。妻のあけみさんは自宅で選別作業中でした。お2人はお忙しい作業中にもかかわらず、優しい笑顔で迎えてくださいました。

山口さんは地区の仲間とチームを組んで、趣味のソフトボールを20年続けています。農業は土着、地域に根ざして貢献しなけばならないという思いから、チームは町の景観作りを自主的に話し合い、沿道に菜の花を植え始めたそうです。それから農家の仲間にも声をかけて線路周辺の草刈りを行うようになりました。この小さな美化運動が、今では毎年JR高田駅前一帯で「菜の花まつり」を開催するまでに至り、山口さんは実行委員として活躍しています。
 
 

 
 
妻のあけみさんは「夫とは小・中学校の同級生で、青年団で親しくなりました。結婚して25年になります。私は農家の仕事が大好きです」と話してくださいました。長男の正則さんは、高校卒業後、大分の常緑樹研修センターで1年、福岡の農機具販売店で2年修業をし、長与に戻りみかん作りを始めて3年になります。趣味は、父と同じソフトボールとドライブだそうです。ドライブコースでは野母崎方面がお気に入りだとか。父経正さんは後継ぎの正則さんに対して「息子には生産技術の習得と、うまいみかん作りの極限に挑んでほしい」と期待をかけていました。

◎おいしいみかんの見分け方を教えてください。
赤みが強いもの、紅色のみかんがおいしいですよ。それにみかんの肌がしなやかなこと、油胞(表面に見えるつぶつぶ部分)が細やかなことです。皮は薄い方がいいですね。大きさは中玉から小玉くらい。へたが黄色く色づくと成熟しているサインです(経正さん)。

 
 

◎長与みかんのブランドを教えてください。
「長与みかん」と「長与ハニー」を出荷しています。とくに「長与ハニー」は光センサーにより糖度とクエン酸の一定基準以上のものを選んだものです。あまくてとてもおいしいみかんです(経正さん)。

 
 

◎みかん作りで心がけていることは何ですか?
おいしいみかんを作るために、2〜3月のせん定で、無駄な枝を落とししっかりした葉っぱを増やすことを心がけています。(正則さん)。

◎みかん作りで苦労すること何ですか?
カミキリ虫がつかないように木の根元1本ずつに農薬を散布しますが、夏場にタンクを担ぐので、これは大変な作業です。夏の作業は朝8時から昼休みや休憩をはさんで夜7時頃まで続けます。さすがにこたえますね(正則さん)。

   


 ◎みかん作りでやりがいを感じるのはいつですか?

 みかんの実を収穫する時ですね。1年間やってきた仕事の総まとめ
 として、やりがいを感じます(正則さん)。みかん作りは大変ですが
 仕事の楽しみも多いんですよ。やりがいを感じるは、収穫という
 成果が出た時ですね(あけみさん)。

 ◎今後の抱負を聞かせてください。
 将来の夢はどこにも負けないおいしいみかんを作ることですね。
 今は独身ですが、将来は夫婦でみかん作りをやりたいと思います
 (正則さん)。

◎最後にPRをお願いします。
長与みかんは、高品質・高糖度で消費者に好まれ、安心して食べられるおいしいみかんです。全国のみなさん、たくさん食べてくださいね!

 

前へ
 
Copyright (C) 2003 JA ZENNO NAGASAKI All rights reserved.